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都内自治体にて生成AI勉強会を開催しました

都内のある自治体で、職員向けの生成AI勉強会を開催しました。当初は定員50名で企画していたものの、想定を大きく上回る応募が集まり、急きょ区役所で一番広いイベントスペースを貸し切っての開催に。本記事では、自治体における生成AIの活用をテーマにしたこの勉強会の様子と、参加した職員から集まったリアルな声をレポートします。
定員50名の勉強会に、想定を超える130件超の応募が!
今回の勉強会は、「生成AIをまだ使ったことがない方」「使ったことはあるけれど、うまく使いこなせていない方」を主な対象として企画しました。ところが、募集を開始すると申し込みが殺到。締め切り時点での応募は130件超にのぼり、当初の定員50名を大きく超える結果となりました。
業務効率化やDX推進への関心の高さがうかがえる一方で、「興味はあるけれど、何から始めればいいかわからない」という職員が多いことも、この反響からあらためて見えてきました。
まずは生成AIの「基礎」から ― 専門用語を使わずに解説
勉強会の前半は、生成AIの基礎を学ぶパートからスタート。「そもそも生成AIとは何か」「何が得意で、何が苦手なのか」といった土台の部分から、できるだけ専門用語を使わずに解説しました。
あわせて、実際に業務で使うときに役立つプロンプト(指示文)のコツや、自治体ならではの注意点として欠かせない個人情報の取り扱い、生成された内容を鵜呑みにしないファクトチェックの重要性についてもお伝えしました。「便利だが、使い方を誤るとリスクもある」という両面を、最初に共有することを大切にしています。
後半は実践ワーク ― 自分の業務の「お悩み」を生成AIで解決
後半は、参加者が実際に手を動かす実践ワークの時間です。日々の業務の中で感じている「お悩み」や「もっと楽にしたい作業」を一人ひとり持ち寄っていただき、その場で生成AIに投げて試していただきました。
知識を聞くだけで終わらせず、「自分の仕事で本当に使えるのか」を体験してもらうことが、このワークの狙いです。
ワークの結果:112件の業務活用アイデアが集まった
ワークでは、さまざまな部署から112件もの活用アイデアが集まりました。用途は実に多彩で、生成AIが日々の業務の幅広い場面で役立つことが具体的に見えてきました。実際に取り組まれた例の一部を紹介します。
- 区民向けのチラシ・案内文の作成(専門的な表現を「やさしい日本語」に直す活用も)
- 会議の議事録づくり・音声ログの要約と整形
- 事業者や区民へのメール文・問い合わせ回答の作成
- アンケートの自由記述の集計・総評
- 当番表・シフト表づくりや、立入検査の割り振り
- 国のマニュアルをもとにした、現場向け簡易版マニュアルの作成
「文章をゼロから書く」だけでなく、要約・情報整理・たたき台づくりといった、これまで手間と時間がかかっていた作業ほど効果を実感しやすい、という傾向が見られました。
受講者アンケートでは約9割が「高評価」
勉強会終了後に実施した受講者アンケートでは、約9割が「高評価」と回答。手を動かして効果を体感したことで、生成AIへの印象が大きく変わった職員が多かったようです。寄せられた声の一部を紹介します。
「一から作るより圧倒的に早い。たたき台としては十分すぎる」
「頭を悩ませて時間をかけていた作業が、短時間で形になった。業務改善になると実感した」
「正直、役所人生で一番役に立った研修でした」
「ぜひ定期的に開催してほしい」という継続開催を望む声も数多く寄せられました。
見えてきた課題と気づき ― 「できる・できない」を共有できた
一方で、実際に使ってみたからこそ見えた課題や気づきも、数多く共有されました。
- 思ったとおりに出力させるための「指示(プロンプト)の出し方」が意外と難しい
- 既存のWordやExcelファイルを、そのまま編集させるのは苦手
- AIごとに得意・不得意があり、用途に応じた「使い分け」が大切
こうした「生成AIにできること・できないこと」を、参加者みんなで共有できたことこそ、今回いちばんの収穫だったかもしれません。過度な期待でも食わず嫌いでもない、地に足のついた距離感をつかむきっかけになりました。
まとめ:生成AIは“工夫しだい”で日々の業務を変える
今回の勉強会を通じて、自治体の現場にも生成AIの活用余地が大きく広がっていることを、参加者と主催者の双方で実感することができました。生成AIは、使う人のちょっとした工夫しだいで、日々の仕事をぐっと楽にしてくれる心強い相棒です。
これからも、現場の職員が安心して最初の一歩を踏み出せるような学びの場づくりを続けていきます。生成AIの導入や職員向け研修にご関心のある自治体・団体の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

