2026.02.15

シフト表作成の共通コアアプリ「ShiftCore」を作りました

「シフト表をAIで作ってほしい」という相談をいただく機会が増えてきたのですが、実際に案件を進めようとすると、シフト表ごとに要件が違いすぎて“統一アプリ”が作れないという壁にぶつかりがちです。

  • 連勤上限がある
  • 夜勤明けは必ず休み
  • 資格者を毎日1名以上配置
  • 土日だけ必要人数が増える
  • 希望休を優先したいが、最低人数は絶対に割れない
    …などなど。

そこで今回、要件差分を「設定」で吸収できるように、シフト作成の共通部分を“コア”として切り出したアプリを作成しました。
その名も ShiftCore(シフトコア) です。


そもそも、なぜシフト表アプリは“統一”が難しいのか?

シフト表は、会社や現場によってルールが大きく異なります。
これを1つの固定仕様で作ろうとすると、毎回カスタマイズ地獄になってしまいます。

そこでShiftCoreでは発想を変えて、

「共通エンジン(コア)+案件ごとのルールセット(設定)」

という構造にしました。
同じアプリでも、案件ごとに“ルールセット”を切り替えるだけで対応できる設計です。


ShiftCoreの考え方:ルールを「絶対」と「希望」に分ける

ShiftCoreの中核は、ルールを2種類に分類する考え方です。

  • ハード制約(絶対に守る)
    例:最低人数、勤務不可日、夜勤明け休み、法令上の休息時間など
  • ソフト制約(できれば守りたい)
    例:希望休、連休希望、公平性(夜勤の偏りを減らす)など

この分け方をすると、要件が違う案件でも「制約の組み合わせ違い」として扱えるようになり、共通化が進みます。


AI Studio(Build)で共通コアを作成 → 独自ドメインで公開まで

今回の制作は、以下の流れで進めました。

  1. ShiftCoreの共通設計(データモデル/ルール分類/出力形式)を整理
  2. AI Studio(Build)でアプリとして実装
    • ルールセット(設定)を中心に、案件差分を吸収できる構造に
    • 要件の文章を「設定」に落とし込むための導線も用意
  3. 独自ドメイン配下にアップロードして公開
    • 自分のサイト内の /tool/ 配下で運用できるように配置

できること(現時点の成果物)

ShiftCoreは、いわゆる「その場で1回だけ使うシフト表」ではなく、運用を見据えて“ルール資産”を積み上げられるのが特徴です。

  • 案件ごとの要件を ルールセット(設定) として管理
  • ハード制約/ソフト制約の整理で、要件の抜け漏れを減らす
  • 生成結果を見ながら、ルールや重み付けを調整しやすい
  • 将来的に業種テンプレ(店舗/宿直/コールセンター等)へ展開しやすい

「毎回ヒアリングから作り直し」ではなく、“よくある制約”を部品化して再利用できる方向に寄せています。


今後の改善予定(アップデートの方向性)

今後は、より実運用で使いやすくするために、例えば以下を強化していく予定です。

  • CSV入出力(スタッフ・希望・結果のインポート/エクスポート)
  • “解が存在しない”ときの原因表示(どの制約が衝突しているか)
  • 手動調整後の再スコアリング(どのルールに影響したか)
  • 業種別ルールセットのテンプレ化

ご相談ください

シフト表の自動化は、現場ごとの事情が強い分、最初の要件整理が肝になります。
「うちの場合いける?」「このルールも入れられる?」など、気になる方はお気軽にご連絡ください。

お問い合わせはこちら


アプリURL

https://usachim.com/tool/shiftcore
上部へスクロール