「シフト表をAIで作ってほしい」という相談をいただく機会が増えてきたのですが、実際に案件を進めようとすると、シフト表ごとに要件が違いすぎて“統一アプリ”が作れないという壁にぶつかりがちです。
- 連勤上限がある
- 夜勤明けは必ず休み
- 資格者を毎日1名以上配置
- 土日だけ必要人数が増える
- 希望休を優先したいが、最低人数は絶対に割れない
…などなど。
そこで今回、要件差分を「設定」で吸収できるように、シフト作成の共通部分を“コア”として切り出したアプリを作成しました。
その名も ShiftCore(シフトコア) です。
そもそも、なぜシフト表アプリは“統一”が難しいのか?
シフト表は、会社や現場によってルールが大きく異なります。
これを1つの固定仕様で作ろうとすると、毎回カスタマイズ地獄になってしまいます。
そこでShiftCoreでは発想を変えて、
「共通エンジン(コア)+案件ごとのルールセット(設定)」
という構造にしました。
同じアプリでも、案件ごとに“ルールセット”を切り替えるだけで対応できる設計です。
ShiftCoreの考え方:ルールを「絶対」と「希望」に分ける
ShiftCoreの中核は、ルールを2種類に分類する考え方です。
- ハード制約(絶対に守る)
例:最低人数、勤務不可日、夜勤明け休み、法令上の休息時間など - ソフト制約(できれば守りたい)
例:希望休、連休希望、公平性(夜勤の偏りを減らす)など
この分け方をすると、要件が違う案件でも「制約の組み合わせ違い」として扱えるようになり、共通化が進みます。
AI Studio(Build)で共通コアを作成 → 独自ドメインで公開まで
今回の制作は、以下の流れで進めました。
- ShiftCoreの共通設計(データモデル/ルール分類/出力形式)を整理
- AI Studio(Build)でアプリとして実装
- ルールセット(設定)を中心に、案件差分を吸収できる構造に
- 要件の文章を「設定」に落とし込むための導線も用意
- 独自ドメイン配下にアップロードして公開
- 自分のサイト内の
/tool/配下で運用できるように配置
- 自分のサイト内の
できること(現時点の成果物)
ShiftCoreは、いわゆる「その場で1回だけ使うシフト表」ではなく、運用を見据えて“ルール資産”を積み上げられるのが特徴です。
- 案件ごとの要件を ルールセット(設定) として管理
- ハード制約/ソフト制約の整理で、要件の抜け漏れを減らす
- 生成結果を見ながら、ルールや重み付けを調整しやすい
- 将来的に業種テンプレ(店舗/宿直/コールセンター等)へ展開しやすい
「毎回ヒアリングから作り直し」ではなく、“よくある制約”を部品化して再利用できる方向に寄せています。
今後の改善予定(アップデートの方向性)
今後は、より実運用で使いやすくするために、例えば以下を強化していく予定です。
- CSV入出力(スタッフ・希望・結果のインポート/エクスポート)
- “解が存在しない”ときの原因表示(どの制約が衝突しているか)
- 手動調整後の再スコアリング(どのルールに影響したか)
- 業種別ルールセットのテンプレ化
ご相談ください
シフト表の自動化は、現場ごとの事情が強い分、最初の要件整理が肝になります。
「うちの場合いける?」「このルールも入れられる?」など、気になる方はお気軽にご連絡ください。
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