2025.09.23

生成AIの庁内勉強会を行いました

8月、特別区の某自治体にて、職員向けの生成AI勉強会を実施しました。対象はこれからAIを業務に活用していきたいと考える職員で、合計96名が参加。オンラインではなく、対面形式で行い、直接質問や意見交換ができる環境を重視しました。


勉強会の目的と背景

今回の勉強会の目的は、生成AIを業務で活用していく第一歩として、職員がAIの基本的な仕組みや使い方を理解し、自らの業務での活用シーンを考えられるようにすることでした。
庁内での生成AI利用者は実施前は職員全体の1割ほどにとどまっており、利用促進のきっかけづくりが求められていました。


講義とデモンストレーション

勉強会の前半では、生成AIの基礎知識や利用方法について講義を行いました。AIの仕組みや特徴、活用する際の注意点を解説した上で、実際のAIツールを用いたデモンストレーションを実施。
「AIがどうやって文章を作成するのか」「どのように業務で役立つのか」を目で見て体感してもらうことで、理解が一層深まりました。


ワークショップでの議論

講義の後半では、参加者同士がグループに分かれ、生成AIの活用方法についてディスカッション。
「どの業務で活用できるか」「効果的な使い方は何か」など、現場目線でのアイデアが数多く出され、参加者同士が知見を共有する貴重な機会となりました。


勉強会後の変化

参加者の中には生成AIを初めて触れた職員も多く、「業務でぜひ活用していきたい」という前向きな声が数多く寄せられました。実際に、庁内での生成AI利用者は勉強会前の1割から、勉強会後には2割を超えるまでに増加。庁内全体のAI活用促進に大きく貢献する結果となりました。


まとめ

今回の勉強会は、生成AIの基礎を学び、実際に業務で活用するための第一歩として大きな意味を持ちました。今後もこのような機会を通じて、自治体業務におけるAI活用の可能性を広げ、業務効率化や働き方改革に寄与していきたいと考えています。

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